【アーサー王伝説】第1巻1章「ユーサー王とイングレイン」の物語

[スポンサーリンク]

【アーサー王伝説】第1巻1章 「ユーサー王とイングレイン」

【アーサー王伝説】第1巻1章


アーサー王の父、ユーサー王がイングランドを支配していた頃のお話。
敵対していた領主の奥方のイングレインに恋心を抱いた。
床を共にしたいという、ユーサー王に対しイングレインは拒否。

ユーサー王は怒りのあまり、イングレインの城を包囲し、戦いが起きた。
だが、戦いの途中ユーサー王が病気になり、解決の為に魔術師マーリンが呼ばれるのであった。


[スポンサーリンク]

主な登場人物

アーサー王伝説:登場騎士達
  1.  ユーサー王
  2.  イグレイン
  3.  ティンタージェル公
  4.  ウルフィアス
  5.  マーリン


[スポンサーリンク]

物語の感想

アーサー王伝説の偉大なる物語の始まりは、

あの美しい人と寝たい。え?断った?自分の城にさっさと帰った?

ふざけるな。戦争してでも寝てやるからな

という割と低俗な考えから。。。といいますか、権力者は基本何でも思い通りになり、そうはならない場合は力で奪い取るという「暴力が全てを解決する時代、力ある者が正義」でした。

そのため、この物語の導入は一見敵役の行動に見えてしっかりとした「正義」側の行動なのです。(ただし、物語の展開によって示されるように、力と怒りは解決策ではなく、新たな問題を引き起こす可能性があることを暗示しております。)

そして、ユーサー王は怒りと恋心から病気になったという。

(「クレランボー症候群」というのがありますが、それに近いものでしょうか?)


そんな王に助言を与えたのはマーリン。

さらっと「王を救えるのはわしだけだ。褒美をくれて、望みを叶えるなら、王自身の名誉や徳になる。」と中々に俗っぽいことを言っていますが、魔術師なだけで賢者とか隠者とかではないですからね。

ある意味働きに対価を求めることが出来る仕事人と言いますか。。。。

この章は愛と欲望、ユーサー王とイングレインの間に生じた葛藤や戦いは、人間の弱さや欠点(後々の優れた騎士ランスロットにも同じことが言える)を浮き彫りにしていますね。

出典1: トマス・マロリー「アーサー王物語 1(筑摩書房)

コメント

タイトルとURLをコピーしました