【アーサー王伝説】第1巻の登場キャラと見どころの紹介

今回お話するのは

アーサー王の死

「アーサー王の出生」

です。

日本のアーサー王伝説の中で恐らく一番有名な書物の話の流れの解説です。

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「アーサー王伝説」とは？

日本で一番有名なアーサー王伝説と言えば、「アーサー王がランスロットと内戦～」「モードレッドが～」とかあると思います。

実はこの「アーサー王の死」というのは、「15世紀のフランスの作者トマス・マロリー」が、

などの比較的短い文学作品を「まとめて」新しい物語にしたものです。

なので、「アーサー王の死」は「アーサー王伝説の原典」ではなく、「様々な古い書物から、アーサー王の一生を作り上げよう」といった目的で作られた本ともいえます。

この辺りはまた、細かく記しておきます。

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アーサー王の死の中身

この「アーサー王の死」の中身は、大まかに分けて「21巻507章」あります。

主にこの4つに話は分類されていきます。

基本的にどの話にもランスロットが絡んでいますが、騎士たちの物語も面白いものです。

また、トリスタンとイゾルデの物語は、この「アーサー王の死」の中で最も大きい物語で、全体の1/3を占めています。

ここから、各巻ごとの見所を紹介していきます。

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第1巻　「ユーサー王とアーサー王の出生」

アーサー王の死の始まりの1巻。

この1巻では、

といった話を全部で28章を用いて繰り広げられています。

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主な登場人物

人物名	簡単な説明
ユーサー・ペンドラゴン	アーサー王の父。一目惚れした女の為に戦争を起こした。
アーサー王	ユーサー王の息子。
ティンダージェル公	NTR被害者。 イグレインの元夫。
イグレイン	アーサーの母にしてティンダージェル公の元妻。
マーリン	俗っぽい魔術師。 ユーサーやアーサーに助言を与え、代わりに財宝を要求。
エクター	アーサーの育ての親
ケイ	円卓の騎士の1人でアーサーの乳兄弟。
ボードウィン	円卓の騎士古参の1人。
ウルフィアス	円卓の騎士古参の1人。
ブラシァス	円卓の騎士古参の1人。
ルーカン	執事で円卓の騎士古参の1人。
バン王	アーサー王の盟友。 アーサー王の最初の戦いで活躍する。
ボース王	アーサー王の盟友。
ロット王	ガウェイン四兄弟の父。 アーサー王の最初の敵。
百騎王	ロット王の盟友でアーサー王の最初の敵の1人。
ペリノ―王	円卓の騎士の1人。 アーサー王の2番目の敵であり、アーサー王に勝利した王。 パーシヴァルとラモラックの父でもある。

物語の見どころ

序盤からまさかのNTR展開を見せてくるアーサー王伝説。

見たことのない美しさを持つ王女イングレインに対し、ユーサーが一目ぼれ。

一緒に寝たいと言い寄り、拒否られぶち切れ。色々と言い訳を付けて戦争を仕掛ける。

マーリーンの助言を経て王妃をNTRという。（王妃の旦那は。。。）

そして、王の成長と円卓の最古参の騎士達の登場、そしてアーサーが剣を引き抜いたことに対して納得しない王達との戦い。
また、偉大な王アーサーが怒りのあまり、大切な剣を折ってしまうという出来事もあります。

その後、有名な剣「エクスカリバー」を手に入れたアーサー王に「12人の王」が戦いを挑み、アーサー王が破滅を齎す子供たちに対して何をしたのか。
偉大な王であっても、その残酷なところを見ることが出来ます。

出典1:　トマス・マロリー「アーサー王物語 1（筑摩書房）」