今回お話しするのは
ソロモン72柱の悪魔
アスタロト
に関するお話です。
アスタロトとは？
アスタロトは悪魔学における一体。
呼び名には
- アスタロト（Ashtaroth）
- アステロト（Asteroth）
などがあります。
対応する惑星や星座は「金星」「磨羯宮」となります。
レメゲトンにおいては、40の軍団を率いる序列29番目の強壮なる公爵の地位に君臨します。
アスタロト: どんな外見か？
アスタロトは上記の画像の様に「右手に毒蛇」を携え、竜に似た地獄の獣にのった嗜虐的な天使として現れます。
ただ、アスタロトに近づくことは賢明ではないとされています。
理由に「悪臭（毒ではないが耐え難い匂い）を放つ息を吐く」からです。
それを防ぐには「魔法の指輪を顔のそば（鼻の穴の下がよい）に掲げ続けないといけない」とされています。
アスタロト: 何をしてくれる？
アスタロトは主に以下のことをしてくれます。
- 過去・現在・未来の出来事を正確に答える
- あらゆる秘密を発見する
- 基礎教養学問を全て完璧にする
- 魔神達の経歴を話す
特に、「魔神達の経歴」に関してはアスタロトは嬉々として話すといわれています。
「元々天使であった私たちが何故神に反逆したのか」
「自分の罰は不当であり、堕天した天使達は企みがあって堕天したが、自分は何の関係もない」
などと語ってくれます。
ただ、話すのが好きな性格故「知らなくてもいいこと」まで喋るとまで言われています。
アスタロト: 元の姿は
アスタロトの外見は「危険な嗜虐的な天使」「きわめて醜い」とされています。
文献によっては「美しい天使」と書かれていますが、それでも「醜い姿」が定着していて、中にはもはや人の形ですらない場合もあります。
そんなアスタロト。
悪魔になる前の姿は「きわめて美しい女神」であったといわれています。
原型となった女神の名前はアシュトレト。
中東地方に伝わるカナン神話の豊穣の女神で、愛と戦いの女神イシュタルに近い存在とまで言われた美しさです。
元は有名ではなかった
このアシュトレトは中東の地方の女神で、メジャーではありませんでした。
しかし、ヨーロッパでキリストが広まると中東の地方の神は「キリストに仇なす悪魔」とされてしまいました。
アシュトレトもその例外に漏れず、美しさを奪われて「卑しい大悪魔アスタロト」とされてしまったのです。
とはいえ、皮肉にもこの悪魔にされることで、アシュトレトの名前が世界に広がったのも事実です。
まとめ: アスタロトはこんな悪魔
今回はソロモン72柱の悪魔のアスタロトについて紹介させていただきました。
自分たちのすばらしさを語るには、その対極となる存在が必要となりますが、キリスト教はそれを行いすぎたんでしょうかね・・・・・。
という訳で今回のまとめ
- アスタロトはソロモン72柱の悪魔
- 強大かつ強壮なる公爵の地位に君臨
- 嗜虐的な天使が竜に似た地獄の獣に乗り、右手には毒蛇
- 悪臭を放つので指輪を顔の近くに掲げ続ける必要がある
- 何でも知っているおしゃべり悪魔
- 元の姿は地方の非常に美しい天使の姿であった
- キリスト教が広がる過程で悪魔とされ、その美しさは奪われた
メギド72の「アスタロト」
見た目はドラゴンに似た獣を従えており、天使のような姿とは対照的に左手に恐ろしい凶器を携えているのがポイントです。
公式様のパラメーターを見ると以下のようになる。
| 項目 | |
|---|---|
| No. | 029 |
| クラス | ファイター |
| 覚醒ゲージ | 3 |
| スタイル | ラッシュ |
| HP | 598~7365 |
| 攻撃力 | 104~1075 |
| 防御力 | 51~496 |
| 素早さ | 48~476 |
| CV | 中村 ちせ |
| 性別 | 女性 |
スキル
| 特性 | ピンチはチャンス
HPが50%以下のとき、すべての覚醒ゲージ増加量が+1される |
|---|---|
| スキル | 元気にしてあげる♪
2ターンの間、味方単体の攻撃にLv×5の固定追加ダメージを付与する |
| +スキル | 元気にしてあげる♪＋
2ターンの間、味方単体の攻撃にLv×10の固定追加ダメージを付与する |
| 覚醒スキル | ノコ斬り
敵単体に攻撃力0.95倍の3連続ダメージさらに敵のHPが50%以下のとき、ダメージが2倍になる |
| +覚醒スキル | ノコ斬り＋
敵単体に攻撃力1倍の3連続ダメージさらに敵のHPが50%以下のとき、ダメージが2倍になる |
| 奥義 | 極北のブレス
敵横一列に攻撃力1.15倍の2連続ダメージさらに50%の確率で、2ターンの間、敵を凍結状態にする |
| +奥義 | 極北のブレス＋
敵横一列に攻撃力1.25倍の2連続ダメージさらに60%の確率で、2ターンの間、敵を凍結状態にする |
