今回紹介するのは
戦いの女神
ドゥルガー
です。
インド神話に興味がある人はぜひ読んでみてください。
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インド神話のドゥルガーとは?
ドゥルガーはインド神話における女神さまの一人です。
女神パールバティ―の化身でもあります。
~ドゥルガーのプロフィール~
- 名前の意味: 「近づきがたい女」
- 別名1: チャンディカー
- 別名2: アンビカ―
- 夫: シヴァ
- ヴァ―ハナ(乗り物): 虎、ライオン
- 出典: 「デーヴィー・マーハートミャ」
シヴァの妻たち
破壊神シヴァは多数の妻がいます。
この妻は驚くことに「1柱の女神が化身した姿」ものです。
1人が何人にも姿を変えているということです。
今回のドゥルガーもシヴァの妻パールヴァティーの化身となります。
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ドゥルガーってどんな姿?
女神ドゥルガーは強力無比な戦いの女神と称されていますが、どうしてなのでしょうか?
それには彼女の外見からも軽く読み取ることが出来ます。
彼女の外見は
- 10本以上の腕
- 腕には神々の武具
- 額にはシヴァ神と同じ第三の目
- 虎、ライオンに乗った姿
この姿で描かれていて、さらに「足元にはアスラ族の男を足蹴にした姿」などで描かれることが多かったりします。
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神々の怒りが生み出した女神
では、どうしてドゥルガーが生まれたのか?
それには彼女が描かれている5世紀ごろに作成されたという、教典「デーヴィー・マーハートミャ」に描かれています。
~ 軍神ドゥルガーの誕生 ~
雷神インドラが神々の王を務めていた古き時代に、神々はアスラの王「マヒシャ」が率いる軍勢に敗北し、劣勢に陥っていた。
そこで神々が破壊神シヴァと維持神ヴィシュヌ神に相談すると2柱は激しく怒り始めた。
それに呼応するかのごとく、他の神々の身体から熱い光が迸った。
すると、その神々から出てきた光は一つに固まり、女神の姿となって現れた。
これが、戦いの女神「ドゥルガー」である。
生まれたドゥルガーの最強伝説
こうして神々の怒りから産まれたドゥルガー。
その誕生後の活躍から見ていきましょう。
~ドゥルガーの活躍~
戦う為だけに生まれてきた女神の到来に神々は喜んだ。
そして、自分たちが愛用する武器を我先にと渡していった。
その武器は「シヴァの矛トリシューラ」、「インドラの雷を発するヴァジュラ」、「ヴィシュヌ神の戦輪スダルシャナ」など、まさに最強に相応しい武器たちだった。
この神々の持つ最強の武具を手に入れたドゥルガーは単身アスラ族の軍勢に襲い掛かった。
アスラの軍勢は成す術なく、あっという間に壊滅した。
変身を駆使して戦うアスラの王「マヒシャ」も打ち倒し、足で踏みつけ首を切り落とした。
神々が全員で戦っても苦戦したアスラの軍勢を、たった単身で壊滅させたドゥルガーを神々は盛大に祝福し、讃えまつったという。
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まとめ: ドゥルガーはこんな女神
今回は戦いの女神でもあるドゥルガーについて紹介させていただきました。
神の怒りで生まれた最強の女神とか惚れてしまいそうですね。
インドラの雷「ヴァジュラ」が欲しいです・・・・。
というわけで今回のまとめ
- ドゥルガーはインド神話の女神
- 破壊神シヴァの妻「パールヴァティ―」の化身
- アスラとの戦いの中で、神々の怒りから産まれた
- 10本以上の腕にそれぞれ神々の武具を持つ
- 神々が苦戦したアスラ族の軍勢を単身であっという間に壊滅させた