今回紹介するのは
維持神の妻
ラクシュミー
です。
インド神話に興味がある人はぜひ読んでみてください。
[スポンサーリンク]インド神話のラクシュミーとは?
ラクシュミーはインド神話において、もっとも重要な女神さまの一人です。
インド神話で最も重要な世界を維持する神ヴィシュヌの最初?の妻です。
~ラクシュミーのプロフィール~
- 別名1: シュリ―
- 別名2: ジャラディジャー
- 別名3: チャンチャラ―
- 別表記: 吉祥天
- 異名の女神: 幸運の女神
- 名前の意味: 「幸運」、「幸福」
- ヴァ―ハナ: フクロウ、象
- 夫: ヴィシュヌ
- 出典: リグ・ヴェーダ
ディワーリー
グレゴリオ暦の10月から11月の頭の5日間で行われるインドのお祭りです。
このお祭りはラクシュミーを祝した祭りで、
- 前日 : 断食
- 1日目: ダンテ―ラス
- 2日目: ナラクチャトゥルダシー
- 3日目: ラクシュミー・プージャー
- 4日目: 新年
- 5日目: バーイー・ドゥージュ
が行われる。
また、この期間は買い物が縁起がいいと言われているので、長く使える消費物の需要が伸びるとかなんとか・・・・。
花火をたくさん使うので、それによる大気汚染が問題になる。
ラクシュミーの外見
ラクシュミーはインドにおいて、最も人気が高い女神の1柱です。
その姿は彫像や宗教がなどに多く残されており、「赤い睡蓮の上に立った、4本腕の赤い衣を着た女性」として描かれることが多いとされます。
特に「ガシャ・ラクシュミー」という図などでは、
- 左右に2頭の象
- 4本の腕
- 蓮華、霊水アムリタ、ビルヴァの実、ほら貝
- たまに貯金箱
- 手からは金貨が溢れる
といった姿で描かれています。
[スポンサーリンク]ラクシュミーの誕生物語
実はラクシュミーが「美と幸運の女神」として誕生した歴史はそう古くはありません。
その物語は英雄物語「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」といった比較的新しい文献に描かれています。
~乳海撹拌~
「乳海撹拌」あるいは「天地創造」などの際に、このラクシュミーは誕生した。
乳海撹拌は力を失った神族や魔族が、力を取り戻すために海を1000年近くかき回し続けた出来事。
この出来事で様々な神や道具、動物が生まれたという。
ラクシュミーはその際に「蓮の花の上に載って浮かんでいた」という生い立ちを持ちます。
夫ヴィシュヌとの出会い
ラクシュミーとその夫である維持神ヴィシュヌはどうやって出会ったのか?
インド神話ではその美しさ故、求婚される前に強姦されてしまった女神がいますが、ラクシュミーはどうだったのか?
~ヴィシュヌとの出会い~
誕生したラクシュミーは絶世の美女であった。
その美しさは世界中の神が虜になるほどであった。
世界の神々は虜になり、あの手この手で自分のものにしようと躍起になった。
だが、ラクシュミーは人に気まぐれに舞い降りる幸運のように移り気な性格であった。
それゆえに、あらゆる男からの愛をことごとくあしらい続けた。
そんなある日、維持神ヴィシュヌはラクシュミーより遅れて世界に誕生した。
二人は出会った瞬間にお互いに一目惚れになり、ヴィシュヌはラクシュミーを自分の妻にしたという。
移り気な性格の絶世の美少女を一目惚れにするとは・・・・・
同じくヴィシュヌも絶世の美男子だったということか・・・・・。うらやましい・・・・
[スポンサーリンク]日本におけるラクシュミー
日本では仏教が主流であり、その起源ともいえるインド。
その仏教における言葉「吉祥天」。
この「吉祥」の意味は「幸運や繁栄」を意味することから、吉祥天は「幸福、美、富、五穀豊穣」などを祈られる神さまです。
また、「吉祥天」が「美女」の代名詞と使われることがあります。
このことからも、「ラクシュミー」の性質がそのまま仏教に取り込まれて、現在まで信仰されるようになったというわけです。
FGOのラクシュミー・バーイーとの関係
クラス | セイバー(飛び道具持ち) |
性別 | 女性 |
スリーサイズ | 不明 |
身長 | 159cm |
体重 | 44kg |
属性 | 秩序・善・人 |
好きなこと | 祖国と民の笑顔 |
苦手 | 賭け事、イギリス人 |
ILLUST | 武内祟 |
CV | 佐藤利奈 |
好きな再臨絵 | 第2再臨絵 |
褐色肌が美しいインドのジャンヌ・ダルク。
管理人がどう頑張っても、常設でも手に入らなかったサーヴァント。欲しかった。
FGOにおいて、ラクシュミー・バーイーは実在する人物を依り代とし、女神ラクシュミーが顕現したサーヴァントです。
というのは彼女が自己申告した女神であり、実際の女神はアラクシュミーです。
ラクシュミーの姉に当たり「不幸や貧困」を司る女神でもあり、別名ニリルティとも呼ばれます。
なので、幸運はマイナスに振り切るほどヤバいサーバントだが、決める時は決めるお姉さま。
[スポンサーリンク]まとめ: ラクシュミーはこんな女神
今回はインド神話の主要な女神の1柱「ラクシュミー」について紹介させていただきました。
インド神話ってなかなかぶっ飛んでいる話が多いんですが、この女神の恋物語はまだ普通?な感じがしますね。
というわけで今回のまとめ
- ラクシュミーは維持神ヴィシュヌの妻
- 赤い睡蓮の上に、4本の腕を持つ赤い衣を着た姿で描かれる
- 乳海撹拌によって生まれた女神
- 絶世の美女で、世界の男たちから告白された
- 移り気な性格なのでどの男にも靡かず
- ヴィシュヌとお互いに一目惚れになり結婚
- 日本においては吉祥天として有名
- FGOのラクシュミー・バーイーはアラクシュミーが依り代にしている